東京プチ旅行スポット

谷中散歩

谷中は東京の下町風情が今なお残るところ。周囲の根津、千駄木との頭文字をとった愛称「谷根千」と聞けば、まさに下町をイメージする人も多いのではないでしょうか。昔懐かしいような居心地の良ささえ感じることのできる谷中をちょっとお散歩してみましょう。

 

まずは谷中霊園から。およそ10万平方メートルの広大な霊園内には徳川家最後の将軍、徳川慶喜、円地文子、横山大観、鳩山一郎などを始め、政治家や歌舞伎役者、文豪、学者など多くの著名人が眠っています。霊園に華やぎを添える、春の桜並木も見ものです。

 

霊園からほど近くにあるのが日本の近代彫塑界に大きく貢献した彫刻家・朝倉文夫のアトリエを改装した美術館、朝倉彫塑館。彫刻家がこよなく愛したという猫をモチーフとした作品が揃う「猫の間」や庭園などの見どころが。現在は館の修復のため休館中ですが、平成25年秋にリニューアルオープンの予定です。

 

彫塑館から北西に向かうと、たむろう猫や夕焼けを眺望できることでも知られる「夕やけ
だんだん」があり、その階段を降りると総菜屋や菓子屋、精肉店などの店々が建ち並ぶ谷中銀座があります。通りはあまり広くないものの、活気あふれる商店街はいつも多くの人で賑わっています。

 

このほか、江戸時代に建立、移転された幾つもの寺院、夏目漱石の旧居跡、大名時計博物館、岡倉天心記念公園などの観光スポット、カフェや雑貨店なども点在しているので、谷中を気ままに散歩しているといろんな発見ができそうです。